SEO対策で大きく有効な手段の一つに被リンクがあります。被リンクの概要は文字通り、他のサイトから自分のサイトにリンクしてもらう事で、インターネット上で他人から認めてもらうという意味で、強いSEO手段だと言えます。しかしこれを判断する検索エンジン側も賢くなっており、全く関係性のないサイトから機械的にリンクを貼ってもらっても効果が薄くなっています。上手なリンクの貼り方というのは、関連したサイトから適切にリンクをもらうということで、自分のサイトにもリンクを貼るから相手にも紹介してもらう形でリンクを貼ってもらう形でしょう。被リンクは長い間、最も有効なSEO対策として利用されてきました。
しかし注意点があり、こういった手段が当たり前になってくると、悪用する人が現れます。悪意のない人もそういった手段を使わない様に気を付ける必要があります。リンクを買うという表現がありますが、リンクの業者は何百ものサイトに紹介してリンクを貼りますよ、という営業を仕掛けて来ます。これはほぼ使われていないインターネット上のサイトにリンクを貼りまくるというもので、短期的には効果が高いのですが、長期的に見ると検索エンジンから嫌われる活用法です。そういったサービスでは全く価値のない状態のサイトにリンクを貼ったり、文字を背景に透明に埋め込んだ状態でリンクを貼り、利用者の事を全く考えないマーケティングで、とにかくリンクの数だけを稼ぐ方法になるのです。
こういったやり方は営業を掛けてきた時にはうまくはぐらかされており、知らない人が被リンクを稼げると思って買ってしまうことがあります。しかし長く見て価値は落ちてきてしまいますし、一度下がった評価はなかなか元には戻りません。サイトのブランド価値というものが次第に評価されてきて、例えば有名人の公式サイトが非常にSEO的に強かったりします。そういったところから被リンクをもらえば非常に強いのですが、有象無象のサイトからもらったリンクは弱くなるのです。
逆に言えばもっと地道に、同じ系統のサイト同士でしっかりと相互リンクを育んで行けば、それはSEO的に有効な手段と言えるのです。昔ながらの方法ですがそれが最も効率が高く、しかしリンクという物はそれなりの手間なので、手間の掛かるものほど有効な手段と言えるのかもしれません。また、SNSの効果も非常に高くなっているため、多くの人に見てもらえるSNSをもっているのなら、そこからリンクを度々飛ばす事も有効です。