オンページSEOとオフページSEOは、従来までは内部対策や外部対策と呼ばれていたものです。オンページが内部対策を示す言葉で、オフページが外部対策を示す言葉として近年では使われています。基本的に、個人や会社で運用しているホームページなどはそのままの状態にしていても意味がありません。これは、外部からのユーザーを集めることができないからです。WEBに存在している様々なサイトは、自分が運営しているページにユーザーを集めるためにWEBマーケティングを行ったり広告や宣伝を行っています。現実世界の店舗と同じで、こういった活動を行うことによってわかりやすい場所にページを留まらせることができるからです。
では、WEB上で運用しているサイトを表示する場所とはどこなのでしょうか。これは、大手IT企業が運営している検索エンジンです。大半のユーザーは、ここに自分の運営しているサイトに対して高い評価をしてもらうために、様々な対策を講じることになります。この方法が検索エンジン最適化、つまりSEOと呼ばれるものです。
内部対策や外部対策が重要なのは、意図的に検索エンジンを最適化する手段を講じることによって、効率的に高い掲載順位を確保することができるようになる点です。これら2つは共に自分のサイトの評価を向上させて、ユーザーをより多く集めるという目的で完全に一致しています。違いが存在するのは、その手段です。オンページというのは文字通り、運用しているサイト内部のページに施策を設けることによって、検索エンジンから高い評価を受けようと考えます。この中でも、最も近年で重要視されているのがコンテンツの充実です。プロモーションを考えることも重要ですが、コンテンツを強化することによって効率的にシグナルを送り、高い評価を与えるように工夫をします。反対に、オフページというのはそれ以外の方法、つまり外部から与えられる影響を利用して高い評価へと効率的に変化させる手段のことです。代表的なものでは、ランキングやバックリンクというものが存在します。そもそも、ページの評価は外部からの評価と一致しますので、運用しているページが適切に評価されないと意味がありません。そのため、外部に向けて良質な情報発信やその手段を設けることで、効率的に検索エンジンから高く評価してもらえるようにします。SEOは、これらの2つを上手く組み合わせることによってより高く評価されるようになります。